4月10~17日までお休みを頂戴いたします。入稿順にご返信いたしますので、早目をご希望のお客様は、お休み中でも入稿などお願い致します。(2024.4)

木札
浅草鳥越銘木専門

フダヤドットコム

フダヤドットコムの思い

癒しやぬくもりのために欠かせないこと

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癒しやぬくもりのために欠かせないこと

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「一期一会」の精神で厳選された素材

木札の素材となる木材は、必ず自分の目で確かめて仕入れています。
木目や節目は千差万別。たとえ表面は良くても、内部の木目が木札に向かなかったり、彫刻の仕上がりがよくなかったりする場合もあります。

自然の素材ですから、ひとつとして同じものはありません。断面などの限られた情報から良質な素材を見極めるべく、仕入れでは常に一期一会の精神で木材に向き合っています。

「徹底した磨き」で生まれる唯一無二の温もり

木は磨けば磨くほど光沢を増し、触ったときに温もりを感じさせます。表面の細かな凸凹を削ぎ落とせば、汚れがたまらず長持ちし、使い込んだときの味わいも生まれるのです。

下磨きでは3〜4段階に分けてヤスリで表面をならし、彫刻後の仕上げ磨きでは、素材の質感に見合った方法で磨きをかけていきます。手間を惜しまず、時間をかけて丁寧に磨き上げられた木札は、指で触れたときに「あっ」と声が漏れるはずです。

「神は細部に宿る」一文字ずつ調整したデザイン

木札の枠いっぱいに彫刻された文字には「隅から隅まで福がたくさん入りますように」という願いが込められています。ですが、単純に文字のサイズを大きくするだけでは、隙間は十分に埋まりません。

ご注文をいただいてから、太さや間隔を一文字ずつ調整し、複数の文字を並べたときのバランスを考えて配置を行います。できるだけ大きく、それでいて野暮ったくならないよう、スッキリした表現を心がけて。世界で一つしかない、あなただけの木札を作るために。

彫刻には、木札用にカスタマイズしたレーザー彫刻機を使用し、繊細かつ、
深くシャープな彫刻を実現しました。
まだまだたくさんのこだわりがあり、
ここには全てを書き切れません。
20年以上の月日をかけて追求した
「塗装を一切せず、丁寧に磨き上げた、無垢の生木で作られた彫刻木札」
を、ぜひ手に取ってご覧ください。

木札にこめられた思い

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木札にこめられた思い

木札にこめられた思い

古来より、言葉には不思議な力が宿っているとして、「言霊(ことだま)」が信じられてきました。
名前や屋号、座右の銘など、大切な言葉を彫刻した木札もまた、言霊を宿した存在だと言えます。

木札は「厄除け・縁起物」として、古くから生活に密着してきました。そのルーツは江戸時代の火消しにまでさかのぼります。

火事と喧嘩は江戸の華と言われた時代、町火消しは延焼を防いだ証に、自らの組名を記した木札を残しました。この「消し札」が、災難や厄災を逃れる縁起物となったのです。火消しの心意気が込められた消し札は、江戸庶民の染め物などに図案が使われ、現在もさまざまな形で受け継がれています。

また、木札のデザインは、神社の柱などに貼られる「千社札」にも関係しています。
現在のように紙札が一般的になる前は、木札が納められていたのです。隙間を埋めるように、枠いっぱいに書かれた文字には「福が隅から隅までたくさん入りますように」という願いが込められています。

縁起物としての木札に、名前が「言霊」として彫刻される。それはまさに、思いを宿した「分身」とも言えるでしょう。

もし、名前が入った木札が割れたり、無くなったりしても、悲観しないでください。神社や寺で授与されている「身代わり札」のように、木札が身代わりとなって守ってくれたと考えてはいかがでしょうか。言霊が彫刻された木札は、厄除けとしても意味を持つのです。

当店では、皆さまにたくさんの福が訪れるように、災いが訪れないように、
大切な絆がさらに太く強くなるように、願いを込めて木札を作り続けています。

どうぞ愛着をもって、そばに置いてもらえればと思います。

ごあいさつ

フダヤドットコムの思い

ごあいさつ

ごあいさつ

フダヤドットコムの母体は、大正14年に創業した「蒲生彫刻所」。
金型彫刻の職人工房として、蒲生家四代にわたり記念メダルやバッジなどの金型を専門としてきました。

木札を作り始めたのは、レーザー彫刻機の導入がきっかけでした。
「この機械で木も彫れるよ」と知人から耳にし、浅草鳥越という江戸に縁のある土地柄から、木札を作ってみることにしたのです。

しかし、最初の木札は納得のいくものではありませんでした。

彫りが甘く、表面がザラザラしていて、手触りも良くない。
せっかく作るなら、木という素材を活かし、手に取る人に長く使ってもらいたい。
金型彫刻でつちかった細部へのこだわりが、むくむくと盛り上がり…。

気がつけば、20年以上の月日をかけ、自分の思う木札を追求していました。

最初に木札の店を出したのは、2003年のこと。
商品が乗った小さなテーブルを軒先に出したのがはじまりです。

もともと金型職人であり、木材加工に先入観がなかったことが幸いし、木の磨きかたや、レーザー彫刻のカスタマイズ、文字のバランス調整など、理想に近づけるために、さまざまな手法を試してきました。
それまで、あまり木札の素材に用いられていなかった輸入木材も取り入れるなど、新たなアプローチにも取り組んできました。

そしてなにより、お客様に育てていただきました。

木札は江戸時代から「厄除け・縁起物」として生活に密着してきたもの。
お客様に使い続けていただくことで、木は味わいを深めていきます。
作り手としても、お客様の気持ちを大切にしたいのです。

どういう想いで木札をご依頼くださっているのか。
彫刻する文字にどんな想いが込められているのか。

その想いを木札にこめるには、真っ直ぐ、正直に木に向き合うことが全て。
木を磨く手にも、力がこもります。

20年以上の月日をかけて
追求した技術に、
お客様の大切な想いが加わり、
木札という「作品」ができあがります。

お客様に最高の作品を届けられるよう、
日々精進して参りました。
それでも、木札に向き合えば向き合うほど、目指すべき高みがあることを感じます。
もっときれいに木札を磨き上げたい。
もっとたくさんのお客様に届けたい。
もっと新しいことに挑戦し続けたい。
これからも、
こだわりとチャレンジを忘れず、
真っ直ぐで、正直なものづくりを
続けていければと思います。

フダヤドットコムを、
どうぞよろしくお願いいたします。

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