材質

手にした感触は「本黄楊札」と似て程よい滑らかさを持ち、加えて若干の油分を持ち合わせいるため色の濃淡に関わらず光沢は程よく現れます。
発色の良いピンク色の部分は木材の中のほんの一部であり、色が濃すぎて褐色化したり薄すぎて白い部分は省くことになります。
良い色の部分が少ないことに加え、樹種が大きくないことと逆目などの荒れが多いため「四丁 だるま・五丁 みりょう」の大きな素材は木取りできません。
また画像でも見えますとおり色の濃淡の個体差が大きい素材でもありますが、なるべく発色の良いピンク色を厳選してお届けいたします。

用途

見た目の可愛らしによる装飾品の一部として使われます。
ビリヤードのキュー、釣り竿の持ち手やナイフの柄など質感の良さから直接触れる部分としても活用されております。
高級車の内装や高級箸としても使われます。

産地

アフリカ南部、南アフリカやモザンビーク。
木材自体を紹介している文献事態も少なく、まだまだ謎の多い素材でもあります。
装飾的に素晴らしいことから加工品の紹介は見かけますが、木自体が非常に珍しい素材であることに間違いありません。