材質

非常に堅い素材です。油分が少ない素材のため光沢よりも落ち着いた黒の様相が際立つ重厚感のある素材です。
黒檀の種類としては「縞黒檀」に近い種類のため「青黒檀」に比べますと若干ですが茶色に寄った黒ですが、単体で見た時には真っ黒い木に違いはありません。
木の表面の自然の細かい筋（もくかん）があるため、光り輝く光沢と云う印象ではなく落ち着のある黒い木。
樹種は比較的安定しているため「青黒檀」より大き目のサイズの木取りができます。

用途

黒い木でも樹種が安定しているためギターの指板など比較的大き目の素材としても使われます。
箸や象嵌細工としても使われますが、黒さが特徴の代表的な木と云えます。

産地

原産は、主にアフリカと東南アジア。
時折、茶色や白っぽい斑部分が含まれますが、こうした異色部が極力入らないよう木取りをしております。
また、国際的に木材移動を制限する条約などには抵触していませんが、現在、黒檀種の国家間の移動はほぼありません。
黒檀まぐろに関しても良質材の入手は日を追うごとに難しくなっております。